99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

いまどきの新書ブームに乗り遅れた感があるが、ようやく読み終えた。
新書は頻繁に読んでいた方ではないけれど、以前読んだときよりも文字の大きさも大きくなってかなり印象が違った。紙面の大きさとフォントの比率からラノベのような感じ。内容としては科学の考え方やプロセスについて説明してある啓蒙書。これでも一応理系だし、科学史などに関する書籍もそこそこ学生時代に読んでいたので、それほど目新しい内容ではなかった。一般向けを想定した啓蒙書にディープな内容を期待する方が間違っているということか。
とはいえ、文系の人や広く一般の人に読んでもらいたい内容。理系とはいえ、この程度の内容すら理解していない人を稀に見掛けるので、もちろん理系の学生に向けた教育にも使って欲しい。
紀伊国屋の店頭では新書コーナーがかなり充実してきているようで、ブームとの原因と結果はよくわからないが、内容もかなり興味深い物が多くなっているようだった。あと数冊買ってみよう。