電動歯ブラシのジレット商法

数年前から時間短縮効果を期待して電動歯ブラシを常用している。
こいつのブラシ部分は意外と持つようで、手で磨くタイプよりも押し付けないでも磨けるためか毛が広がって役目を果さなくなるまでがかなり長い。なので稀にしか替えのブラシを購入しなかったのだが、最近ブラシの劣化が酷くなってきたのでディスカウントストアで替えブラシを購入してみた。
なんとその値段4本で3000円強!どう考えても植毛されているブラシ部分自体は通常の歯ブラシと大差ないわけだし、稼動するための部品を考えても原価100円以下の代物である。ちなみに2本タイプも売っていて、こちらは約2000円。本体と予め1本のブラシが付いたものもやはり約2000円。なんだか値段が有ってないような物で馬鹿らしくなる。
本体を安価で買わせて消耗品で儲けを出す典型的商法であるとはいえ、これは露骨すぎて酷い。ブラシ自体は長持ちしてしまう事をメーカは認識しているようで、毛の部分に使用とともに色が落ちるような仕掛をして、色がここまで落ちてきたら交換して下さいという注意書き付き。
気分が悪いので他のメーカに買い替えてしまいたいのだが、ブラシの安定供給を考えるといくつかのメーカしか選択肢はないし、店頭にあるそれらのブランドの商品はいずれも同じような値段付けなので萎えた。