テレビでやっていた映画とか

最近は地上波で放映される映画もPCで撮り溜めるようにしていたので、消化。

交渉人 真下正義

いっそ地下鉄のシーンを全て省いて指令室の中だけの密室劇にしてしまったら面白かったんじゃないかな。あの酷いデザインの地下鉄を見せなくて済んだのだし。脚本家が大変だと思うけど。
オチはパクリで見せ場もなし。端役に有名な俳優を使って思わせぶりな科白を吐かせるのはシリーズ作品への誘導なのだろうか。

容疑者 室井慎次

てっきり法廷劇かと思いきや最後まで法廷のシーンはなし。その代り新宿警察署が教会のような建物になっていて、クライマックスのシーンはその中で行われる。
そもそもこの警察署、署内に荒くれ者で溢れかえっているし、前にはドラム缶で焚き火がしてあるし、アメリカ映画の見すぎか北斗の拳の世界。警視庁の壁一面には殉職した警官の写真が飾ってあるし、クドい演出は恐らくギャグとしてやっているのだろう。シリアスな作品の雰囲気を壊しているように思えた。
主人公が喋れば喋るほどキャラが崩れてしまい、最後のあたりには顔に力が入りすぎている以外はよく頭を下げる普通の人になってしまっていたような。

DEATH NOTE

主人公役の藤原竜也は原作のイメージからも遠いし、演技力がそれほどあるわけではないので何故この配役だったのか非常に疑問。L役はハマリすぎていて笑ってしまった。原作をさらっと読んだだけの私にはよく出来た映画化だと思えた。

亡国のイージス

日本映画のオールスターキャスト総出演って感じ。ただ、駄作。
あと、日本人が拳銃を持っているシーンを撮ると極道物にしかならない事を再認識させられた。狭い艦内とはいえ2mぐらいしか離れていない銃撃戦ばかり描くというのはどうよ?
凄く細かいが、反乱直後にハープーン2発で護衛艦を攻撃するシーンがあるのだけど、初弾は主砲で迎撃したのはよいとして(迎撃距離が近すぎだと思うが)次弾の迎撃にCIWSを打たないのはなんでなんだろう。主砲の砲撃シーンでCIWSが写っているところを見ると存在を知らないわけでも無さそうだ。実は作品テーマと絡んだ意図があったのだろうか。焼夷弾を打つ予定だったF2は何もしないで帰るし潜水艦も特に活躍しないため、全編を通して唯一の見せ場だったので残念。