3月に読んだ本

後半暇だったのに、案外読めていないな。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

小学生ぐらいのときに非常に長期間にわたって売り上げランキングで上位を占めていた記憶だけが鮮明。毀誉褒貶の激しい村上春樹だけど、案外ちゃんと読んだことが無かったので文庫化を機に読んでみようかと。
筋があるような無いような別に嫌いというほどでもないが、これが世間的に広く受けたというのがよくわからない。時代的背景と言えばそれまでなのだろうが。
シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

馬鹿な発想を大真面目に描くというSFの王道(?)
まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)

まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)

個人的にフィリップ K.ディックは

というイメージがあるが、この短編集もまさにそんな感じ。表題の「まだ人間じゃない」はあとがきにある通り一部の人から激しい反応をされたみたいだけど、本人はやはりそちら系の人なのだろうか。

機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫JA)

機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫JA)

星界シリーズの森岡さんの本だったので新作かと思いきやソノラマで出ていた旧作の再版らしい。「夢の樹が接げたなら」みたいな秀逸なアイディアがあるでなし、普通の冒険ものだった。やや拍子抜け
達人に学ぶ SQL徹底指南書 (CodeZine BOOKS)

達人に学ぶ SQL徹底指南書 (CodeZine BOOKS)

日本語でSQLのテクニックを探していたら、一度は目にするであろうホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズの作者の人が書いたSQLの本。内容はそのページやCodeZineでの連載とかなり重複するのでそちらで十分に満足なら本を買うまでもないかもしれない。私はやはり紙の本で読む方が頭に入る人なので、「SQLパズル」の新訳と合せて買った。
普段は単純なクエリばかり書いているけど、この本で解説される魔法のようなSQLも使いこなせるようになりたいものだ。作者の人はDWH系の人で、ウェブのバックエンドのように単純なクエリを毎秒何百も実行するようなモデルとはかなり異なるので、業務へ即適用というのは難しいかもしれない。しかし、SQLは集合指向で手続き型言語ではないのだという事を理解することはデータベースを触るエンジニア全員にとって非常に重要だと思った。
詳解 MySQL

詳解 MySQL

タイトルの通りMySQLのディープな所を解説している本。前半はヘッダファイルやらの瑣末な解説に終始していたので、大丈夫かと思ったが後半の挙動の詳細への解説は面白かった。
コードを直接読む人にはもちろん、普段はちょっと触るだけでたまにチューニングをする程度の人にもお勧め。
RESTful Webサービス

RESTful Webサービス

RESTって何ぞー、という疑問に答えてくれる一冊。
概念の説明からRailsを使った実装例まで幅広く解説してくれている。ウェブアプリを作る上でのインパクトはこの本で理解できたのだけど、一般ユーザへの影響はどうなんだろう。HTML5でかなりREST APIとの親和性が高まるみたいだけど、変更点が大きすぎてこれまでのHTMLのように普及しないのではないという感じがする。