実録!若者のBSD離れの現場を見た!

Linuxの起動プロセスを説明していたら、職場の若者がぼそっと「sysvの起動スクリプトって嫌いなんですよね」と呟いた。
Linuxのrcを指してsysv系であると認識できるというのも、もはや少数派だろうと色々聞いてみたところ、なんでも彼は学生の頃にはFreeBSDを使っていたとのこと。でも就職してから職場はLinux一色だったので使う機会が減ってしまったようだ。他にも始めて触ったunix系のOSはNetBSDでしたという若者もいて、案外BSDとの接点は失われていないのかもしれない。
しかし、今回のケースのように*BSDでの経験も職場に入ってからは活かす場面が減ってしまい、いつの間にか知識が陳腐化してしまっていることが案外あるのかもしれない。もちろん*BSDで習得した知識の大半はLinuxでも流用可能なので、無駄ではないのだがやはり日常的にオペレーションしていないとそのOSに対しても愛着が薄れてしまいがち。
BSD界の高齢化対策に必要なのは、BSDで楽しく仕事ができる職場なのかもしれない。次のGoogle的な会社を作るときは是非プラットフォームとしてBSDを!