闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

SFへの逃避第二弾
両性具有というか普段は性別が無いという異星人が住む惑星に来た使節のお話。SFというよりはファンタジー的な空気が強い。普段はファンタジーがあまり好きではないんだけど、これは結構楽しく読めた。
男女のある世界に生きていたらその人間が男なのか、女なのかが第一の判断基準になりがちであるというのは実際それを取り除いてみないとわからないよね、という話。
(追記)ル・グインってゲド戦記の人だったのか。道理でファンタジー色が強いわけだ。