女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

どこかのブログに貼らていたアフィリエイト経由で購入。
富士見ファンタジア文庫なんて買ったの10年ぶりぐらいだろうか。挿絵がいっぱい載っていて逆に新鮮。ライトノベル全般に言えることだが、やはりご都合主義満載。
脳への負荷も低いので短時間で読み切れるのはいいところか。楽に読めて物語も楽しめるという点ではその辺の堅いSFなんかよりもよっぽどこちらの方がエンターテイメントとしては優秀なのかもしれない。ただ話としては一本道だし、舞台仕掛け自体にも目から鱗の発想がちりばめられているというほどでもない。
また打ち上げから宇宙に上った後のシークエンスでネチネチと蘊蓄を交えた宇宙空間の描写が続くのかと思っていたら、全然ペースが変らずに淡々と進行していくので拍子抜けした。もし有ったとしてもターゲットとする読者にとっては退屈なシークエンスになってしまうのだろうか。タイトルからロケットの描写を期待したので、かなり残念。
やっぱりキャラに感情移入しないと楽しめないのかなぁ。