私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)

私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)

私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)

今月からアニメーション化されるロケットガールシリーズの第三弾。タイトルの通り月ミッション。
主人公達のいるSSAという組織単体ではもちろん実行不可能な規模なので、フランスの民間企業のミッションに協力するという立ち位置。アポロ以来30年以上経った今、次に月に行く組織はどこなのかは実世界でも興味深い話題なのだけど、民間組織のミッションとしてはちょっと大きするぎるんじゃないかという印象。この規模だったら、ESAで欧州共同プロジェクトぐらいになるんじゃないかな。まぁそうなると共同ミッションという線は消えるわけだけど。
よく月への有人ミッションが途絶えていることについて「金さえあれば明日でも行ける」という話があるけど、実際今の技術を反映した計画ならアポロ比でどのぐらいの規模で行けるんだろう。
話自体はラノベということもあって超ご都合主義。そちら方向には期待していなかったとはいえ、せめて帰還まで書い欲しかったかな。