Synergy

WindowsマシンとLinux端末を並べて一組のキーボードとマウスで操作できるのは非常に便利。カットバッファも共有されるので、ちょっとした情報のやりとりも一々ファイルのコピーなどをしなくていい。
WindowsならGUIがあってまだわかるけど、Linuxなどで動くコマンド版はやはりとっつき難い。設定ファイルの基本的な考え方がわかれば、内容自体は難解でもなんでもない。
画面を提供して外部からの操作を受ける側がクライアント、こいつの設定は特にやることがない。サーバを指定して起動するだけ。キーボードとマウスが繋がっていて他のホストにイベントを投げる側がサーバ。こちらの設定ではクライアントや自身の画面の位置関係を記述する設定ファイルを書く。どのディスプレイの右にどのディスプレイがあってという感じ。
認証関連は本体の機能としてはないので、OpenSSHなどでportforwardをするのが正しいらしい。あまりにも思い切った設計だったので、当初は逆に戸惑ってしまった。まぁ、Xのような大掛りなわりに使い難い認証方式を改めて作るよりは外部のアプリに任せるのは正しいと思った。
一つ気になるのはクライアント側でアプリを起動しておくと、常時何らかのイベントを発生させるのかスクリーンセーバの起動が抑止されるような気がする。勝手に画面の電源が切れる機能に頼ってモニターの電源を付けたまま離席することがあるので、これはちょっと困った。