IPv6移行の現実性

先日NANOGで行われたRandyのプレゼンが素晴らしかったのだけど、それの日本語訳を書き始めた人が居た。
なんでIPngの議論のときにもっと移行が簡単な互換性のあるプロトコルにしなかったんだろうという疑問は、ウィテマ本を読んだときから思っていた。マルチホーミングの問題も当初から本気でアグリゲーションアドレスだけで解決すると考えていたとすれば、現実を無視した空理空論と言わざるを得ない。持株の人が提案している方法なども初期設計でのミスを取り返すために無理をしているだけだと思った。
この種の議論をすると必ずと言っていいほど推進派の方が知識が豊富なので、知識量で煙に巻いたり「お前は経緯を知らないから議論にならない」みたいな態度をとられて話を打ち切られる。実際移行が難しいのはRandy も言ってるんだし、バラ色の未来ばかり語っていないでそろそろ本気で現実的な移行話を進める時期にきてるんじゃないかなぁ。反対派の私怨丸出しの言いがかりもたいがいだけど。