GREEの勉強会に行ってくる

お題はMewの山本和彦さんによる、Lisp講座。
Lispに挑戦するのはかれこれ4回目ぐらいか。今までの失敗の蓄積があったのも効いたのか、今までで一番理解が進んだように思う。
質疑の時間では今まで挑戦したときに躓いた「Lispにおける基礎知識の習得や辞書のように使えるリファレンスマニュアルの存在」を聞いてみた。分裂した3つの実装間で読み替えができるような辞書は残念ながら無いとのこと、Schemeに関しては「プログラミングGauche」が良く出来ているので、こちらを読むと良いらしい。
Lispボトムアップで全て説明が出来るので、狭義の基礎知識は今回の勉強会で紹介された最も基本的な関数数個から作り上げていく方法だけで、あとは原理的には全て読みこなせるはず。
勉強会の後にあった呑みの席でも御本人に伺ったところ、Emacs Lispに関してはリファレンスが完備されているので、判らない関数をその都度索けばいいらしい。
参考文献

The Little Schemer (The MIT Press)

The Little Schemer (The MIT Press)

どんなプログラマでも再帰が理解できる(?)というありがたい本。英語版しか無いそうだけど、平易な英語らしいのでぜひとも読みたい。
日本語の翻訳は版権が中途半端な状態になっているらしい。是非とも新しい版で再版して欲しいな。
プログラミングGauche

プログラミングGauche

買っていたのだが積読スタックにpushしたままだったので、最上段に移動した。
リスト遊び―Emacsで学ぶLispの世界 (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)

リスト遊び―Emacsで学ぶLispの世界 (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)

今回講演された山本さんの著作。個人的には学生のときに読んで第二次Lispブームの引き金となった。Lisp基礎が0でも読めた。