物語の中のコンピュータ描写

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51311811.html
サイバーパンクは直撃世代じゃないから正直言ってよくわからないのだけど、コンピュータの描写に関しては日本人作家のSFが良く描けていると思う。海外の作家の翻訳物は翻訳の際に風味が落ちてしまうのか、時差があるから最新の状況が反映されてないためか、これぞというのに出会ったことがない。
あまり未来的な話を書きすぎると、読者の想像の範囲を超えてしまって説得力がなくなってしまうというのもあるんだろうな。仮想空間物はよく見掛けるけど、何でもありな世界で案外物理的なアナロジーに拘束されたような話に終始してしまいがちなところとか。
日本人作家でも特に林譲治のが良かった。

記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)

記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)

ウロボロスの波動 (ハヤカワ文庫 JA)

ウロボロスの波動 (ハヤカワ文庫 JA)

まー、でもコンピュータの描写で一番秀逸なのはlainの親父の嫌な笑い方だよな、あれを越えるのは今のところ無し。(←これが言いたかっただけ)