トンデモさんの思考経路

あるトンデモさんの書いた記事とそれに対する突っ込みと反応を読んでいて、考えの道筋自体は一般化できるんじゃないかと思った。

用語は知ってるけど原理は知らない

なんとなく科学っぽい用語は一通り知っているようなのだけど、どうもその個別の原理を知らないみたい。個別の用語をおかしな文脈で繋げてみたりする。

感覚で否定する

考えに沿わない事柄は自分の感覚で判断して否定する。

突拍子もない関連付けをする

本人の中では繋がっているのだろうけど、全く別の分野の話を持ち出して例としたりする。

調べた範囲で無かったら世の中に存在しない

知らないことは無いこと同じ。未知の事柄と否定された事柄が一緒くた。後から別の事実を持ち出されても本人の中ではもう結論が出てしまっているので、耳に入らない。
一見、言葉ではコミュニケーションとれているように思えるのだけど中身がない。なんだか人工無能が出力した文章のようにすら思える。我々の物理世界とは別の世界で生きているんだろうな、と。
こんな事を考えていると「7パーセントのテンムー」という話を思い出した。初見のときは「なんだかな」と思ったものだが、著者がトンデモさんと戦ってきた戦歴を考えると上記のような分析がベースなのかもしれない。

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

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