カメラ買ってきました
結局、GX200にしました。
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RICOH 自動開閉式レンズキャップ LC-1 174570
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デジタル一眼レフは大きな技術動向の変化が近そうだったので、中位機にまで手を延すのは気が引けたし、さりとてエントリモデルにすると色々と後悔するのは自転車のときと同様。
デジイチでは最近での大きなトピックと言えば動画対応、マイクロフォーサーズ、裏面照射型CMOSなどだろう。
ニコンのD90やキヤノンのEOS 5D MarkIIなどを始め主力機が最近の新モデルで動画対応を始めた。技術的にはセンサからの高速読み出しや圧縮用のチップがリーズナブルに組み込めるという事情もあるのだろうが、個人的にはいま一つ用途に悩む機能だと思っている。一眼レフの今のフォルムはいかにレンズを被写体に向けた状態で固定するかという点で進化の果てに手に入れたと考えているので、動画を撮影するにはそもそも向かないと思う。コンデジの動画機能にしてもおまけ程度であるし、やるならいっそxactiぐらい思い切らないと意味がない。もちろん、メーカも需要があると判断して付けた機能だろうが、動画を撮ることにフォーカスしたビデオカメラと競合するには微妙な機能を今後どうして行くのか見極めたいところ。
前項と若干絡むが、オリンパスとコダック、パナソニックなどがやっているフォーサーズ(4/3)の拡張規格のマイクロフォーサーズの動きが気になる。パナソニックから出た最初の対応機であるDMG-G1はあまり既存の一眼レフと大差なかったが、今後出てくるであろうコンデジ並みの小型機がでればデジイチの下位機の市場は大いに波乱があるのではないかと考える。
そもそもがミラーを持たないので、一眼レフですらないのだが、これが逆にライブビューなどへの対応の面で有利だろう。実際、既存の一眼レフ機のライブビューは機構的にも無理があると思うし、能力的にも中途半端だ。動画対応を本格化させるにあたって、既存の機構に大きく手を入れなければならないとしたらこういう形になるのはある意味自然。これを受けての大手2社が、今後どうするのかがよく分らなかった。
で、撮像素子自体の進歩としては、裏面照射型CMOS がある。ようは入射面-配線-受光素子となっていたのを配線-受光素子-入射面とする新しいタイプのCMOSセンサ。配線部を縫って光が入ってきていたのを、直接入射するように構造を変えている。これによってプレスリリースにある通り、2倍程度の感度を稼げるとのこと。これだけドラスティックに感度が上がると、カメラの作り方がかなり変わると思う。
恐らくマイクロフォーサーズのように小さな規格もこういった撮像素子の進歩を前提に考えたのだろうが、レンズを交換してボディは比較的長期間使い続けるカメラにとってはこういう大幅な進歩で陳腐化するのは怖いな、と。