はやぶさの全天周映画を観に行ってきた

各地のプラネタリウムで上映されて好評だというはやぶさの軌跡を追った全天周映画「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を相模原市立博物館へ観に行ってきた。
帰還の前後での盛り上りを受けて上映帰還の延長やら枠拡大をしているのだが、それでも間に合わないそうで上映1時間ぐらい前には全席分のチケットが売り切れるという好評ぶり。我々も1時間以上前に現地に着いたのだが、次々回の上映が残り20席。全席で200席しかないので結構な勢いで埋まっている。ちなみに、映画本編の観覧料は500円
チケットの販売機付近には「はやぶさ」や「イトカワ」に加えて、「あかつき」や「イカロス」の模型が設置してあった。

このプラネタリウムはもともと博物館に併設されているものなので、来館後すぐにチケットを買えば上映までの時間を博物館の展示を見て回っていれば十分につぶせそうかな感じ。ちなみに、博物館の観覧は無料である。相模原市は太っ腹。
博物館を見て回っていると館内アナウンスで次回の上映分のチケットは売り切れましたとあった。
そうこうしているうちに前の回が終わり列に人が並び始めたので、列に加わった。
映画本編は技術的な内容よりはわりと泣かせる方向での演出が強くて、個人的にはもう一つだったのと、制作が帰還前ということもあり最後の地球落着がCG合成だったのが残念。全天周バージョンで好評ということなら、アップデートしたちょっと尺の長いものを作ってくれないだろうか。
映画を観にくることが本題だったので、そのまま帰ろうかと駅に向かっているとJAXAの相模原キャンパスに「見学できます」のノボリが!まさにはやぶさのサンプルが分析されている施設がアポなしで観られるとは思ってもいかなったのだが、入口で名前を書くだけで普通に入れたので嬉々として見学。
もちろんサンプルを分析しているところを見られるわけではなく、通常の展示物が見られるだけなのだが同じ施設内でまさに分析が進んでいると思うとテンションが上がる。
展示物としては実物大はやぶさや、過去にISASが打ち上げてきた各種観測衛星などの模型が中心。




屋外にはM-Vの実物大模型などもあった。ああ、これで打ち上げたんだなぁ、と。当たり前だけどH-IIAなんかに比べると小さい。はやぶさの実物大モデルを見た後だと衛星フェアリング部は本当に丁度入るサイズなんだと納得。

ということで、相模原市立博物館は目の前がはやぶさの故郷ということもあって、相模原キャンパスの見学と合わせてわりとお勧めです。7月の末にはサンプルを収集した後のはやぶさのカプセルが展示されるらしい