Ursula K. Le Guin: Gedo Senki, a First Response

原作者はかなり怒ってる。つか、宮崎吾朗監督のblogにあった反応とえらい違うやん。個人的な感想を勝手にblogに書かれたのも不満のようだ。前半に書かれている経緯を考えれば父親の駿氏も随分、不誠実だと思った。

Much of it was exciting. The excitement was maintained by violence, to a degree that I find deeply untrue to the spirit of the books.

これは本編を観ていて私も思った。原作にはほとんど無いはずの戦闘シーンがオリジナルとして追加され過ぎ。
レビュアーの人の意見では「原作に対する愛情を感じた」という人が結構居たけど、原作者が怒っている通りむしろ「手前ら原作をネタ帳か何かだと思っているだろ?」と感じた。これほど細切れにして原作の何らかの意図が表現できていると本気で思っているのだろうか。あるモチーフに対しても前後関係なくとにかく劇中で使っておこうとするものだから、原作未読の人には意味不明で原作者にとっては怒りの対象にしかなっていない。