街の携帯屋

安い買い増しはどこかなとウェブで探していたものの、家電量販店はもとより自社のウェブを作っているようなところは案外高くて、たいてい駅前にあるような小さなショップの方が案外安いようだ。
メーカからの卸し値と販売奨励金はどの店でもほぼ同一であとはかけるコストをいかに削減するかという点だけの勝負なのかもしれない。そうするとターミナル駅の周辺で大きな敷地を持って商売する大規模量販店よりも、小さな駅の付近で2、3席ぐらいしかないような店の方がコスト的には有利なのだろう。そういう店にはちょっとチャラい系の(それでいて携帯の事情には精通している)兄ちゃんとかパートタイムで本当に大丈夫なのかよと不安になるようなおばちゃんが応対してくれる。
ことFOMAに限っていえば、表示されている価格は全てキャリアから販売奨励金が上積みされるオプションプランとの抱き合わせ価格のみ。良心的な店では一部の抱き合せを外したときの値段も表示しているが、多くは販売直前までどのオプションを付けなければ表示価格で売らないかを言っていないようだ。業界慣行になりつつあるとはいえ、非常に悪どい。ソフトバンクがこの悪習に対抗してくれるかと思ったが、いまのところ大勢に影響を与えるほどではないか。
今や機種変のオペレーション自体はSIMカードを移動させるのと、キャリアのセンターに販売情報を入力するぐらいしかやることはないので、誰がやっても大差ない。もちろんキャリアの新サービスや複雑怪奇な料金プランの解説を求める客もいるだろうが、そういう客はむしろ客の方が詳しいこともあるしパンフでも読んで聞かせればいい場合も多いのだろう。
今日はたまたま客の席から見える場所で実際のオペレーションをやっていたので、眺めていたら販売データを入力したり、新旧の携帯でのデータ移行も完全にキャリアから提供されているであろう専用ソフトで完結しているようだった。PCの隣にはADSLモデムがあって、通信待ちらしき画面も出ていたのでインターネット越しの通信を行っているのかも。