MySQL scalability on Linux with sysbench

Linuxのkernel関係者を恐怖のどん底に陥れたSMP環境でのMySQLのスケーラビリティ問題はなんと、まぁ、malloc(3)のスケーラビリティ問題が原因だったとは。
いやー、実際公表されていたデータでもユーザ空間でのIdleが多すぎだからカーネルの問題というよりはユーザ空間の問題ぽくはあったんだよな(と、原因がわかってから言う)。
件のページでの実験ではGoogleが提供しているmallocの別実装をLD_PRELOADしてやることで差し替えることで見事にCPU数以上のスレッド数でもスケールするようになりましたとさ。malloc差し替え後は結構理想的にスケールしてるし、それなりに優秀じゃないか。記事中にもある通り、件のmallocDebianのパッケージとしてはlibgoogle-perftools0としてunstableに収録されている。
MySQLは仕事でも使うので自分でもデータを採りたいのだけど、いじっていいSMP機が自宅に無い。個々のコアが遅くてもいいから、出来れば4wayぐらいのが欲しいところ。