携帯Java

世間ではFlash LiteECMAScriptだと言っているのに、話題から2周ぐらい遅れて最近ようやく携帯Javaの面白さに気付く。
DoCoMoが配っている開発ツールは純正品で無料のわりに結構出来が良い。とりあえず始めるにはこれとJDKとエディタさえあればなんとかなる感じ。デバッグ周りが貧弱なので、本格的に使うとなるとEclipseあたりを使うのが正しいのだろう。
最初に携帯電話でJavaが動くと聞いたときには貧弱なプラットフォームで、制限も厳しかったためか実用的ではないなと思っていた。しかし、最近のDoJaではかなりの大きさのアプリケーションまで対応しているし、本体の各種デバイスへのアクセスも原則として自由だ。一部発呼関連やメールなどの記録データへのアクセスは署名付きのアプリケーションに制限されているが、これは仕方ないところだろう。携帯電話に新しい機能が追加されたらほぼ同時にJavaからも使えるようになるようになっているのだな。
勝手アプリへの開放具合といい、DoCoMoはわりと本気で携帯電話をアプリケーションの動作プラットフォームとして育てていこうと考えているのだと実感した。
Javaという言語自体はJDK1.1の頃に少し触れた程度で、ほとんど憶えていないこともあり学習し直している。最近はスクリプト言語ばかり使っていたので、その制限の多い仕様とやたらと長ったらしい文法にうんざりしつつお勉強中。どうせJVMが動いているのだから、GroovyやJRubyが動いてくれれば敷居が低くなるのに。

とりえずのとっかかりとして読んだのが、これ。導入部でJavaどころかプログラミングをやったことが無い人向けの記述があったりするわりに、後半でクラスライブラリの使い方が列挙されている構成はいまいち想定読者層がよくわからないけど、とりあえず最近のDoJaで何が出来るかを理解することは出来た。