SDカードのピン配置

microSDはSDカードに比べて一部のピンが省略されているという話を聞いて、本当か調べてみた。
結論から言うと、「そんなことは無いはず」
SDのピン配置は@ITの記事にある通り、MMCから2ピン増えて9ピン。それに対してminiSDは11ピン、但し増えた2ピンはいずれもNC。つまり使われていない。恐らくは将来の拡張のため増やしたはいいが、使い始める前に需要の中心がmicroSDに移ってしまったのであろう。
で、肝心のMicroSDは何ピンかと言うと、8ピン。SDカードから1本減ってはいるのだが、電気的に結線するだけの変換アダプタで動作することから信号に関わるピンに変更があったとは考え難い。SDカードはVss(駆動電圧)が2ピンあるのでこちらを省略したのではないだろうか(推測)。詳細な技術資料はSDアソシエーションにでも入れば手に入れられるのだろうが、ひとまず公開資料から得られたのはこんなところ。
まとめると

名称 端子数 データ線の数 変更点
MMC 7 2
SDカード 9 4 データ線を2本追加
miniSD 11 4 (恐らく)将来の拡張用に2本NCを追加
microSD 8 4 (恐らく)SDカードからVssを1本省略