インターネット上での経路検索

商用ウェブ黎明期に路線検索が無料できるようになったときに、それまでの市販ソフトによる路線検索が一気に無意味になったときには大いに驚いたものだが、時代はもっと進んでいるなぁ。
昔は

  • 行き先の名前を検索して、その先にあるページから住所をコピペ
  • 地図サイトにいって周辺地図を見る
  • 最寄り駅の目処をつける
  • 経路検索サイトで経路検索
  • 徒歩圏内に複数の駅があるときは、そのパターンだけ検索

という流れだった。地図サイトが出来たの比較的最近なので、その昔は物理地図を使ったりもした。最寄り駅は企業などの場合は徒歩時間と合わせて表示してくれていることが多いので、1ステップは省ける。しかし、各サイトで情報が分散しているので手持ちするために印刷するには数ページにもなった。
今では

  • 行き先の名称でググる
  • 地図に切り替え
  • 「ルート・乗り換え案内」を選択

となる。事前に自分の家なり出発地点を記憶させておくと、目的地までの最適経路を乗り替え点などの地図と合わせて一覧表示してくれる。最初のステップで地図検索しておけば、ほぼ1回のページ遷移と2クリック程度で欲しい情報の最終形態まで得られるようになっている。
これはGoogleがサービス範囲をどんどん広げるにあたって、相互に連携して機能するようになってきたためなのだが、情報の蓄積とその相互作用の効果は本当に凄い。目的地までナビゲーションするという情報についてはほぼ完成に近いのではないだろうか。