Android端末を買って1ヶ月ぐらいたったので感想をダンプしておく

料金プランの切り替えがカレンダー月で行われるので、そのタイミングで先月携帯電話をHT-03Aに乗り換えた。利用開始から一ヶ月たったことだし、ここらで感想を記す

購入価格

いわゆるバリュー一括という奴で支払った。実は前の端末の割賦を払い切れていないのであと2ヶ月ほどは、その料金が上乗せされた額が請求される予定。
HT-03Aは既に旧モデルとなっていたので、一括支払いでも1万円以下。店によっては1円というところもあるようだ。
一括で支払ってしまうと後は好きなタイミングで契約を切れるのかと思いきや、キャリアとの契約で2年同じ端末を使うことを条件に云々という但し書きを説明されて結局縛りが入ってしまうようだ。もちろん違約金に相当する額を支払えば途中解約は可能なようだが、結局通常の利用料金の一部がインセンティブに当てられている体制は完全には改められていないようだ。
この端末は2年使い続けるつもりはなくて、より魅力的なAndroid端末が出たら随時乗り換えるつもりなので、その時点で精算するつもりだ。

料金プラン

Bizホーダイ ダブルを選択した。というより、DoCoMoスマートフォンを使うときにはこのコース一択となるようだ。ちなみに、これはパケット通信が定額対象で5985円(税込)。
この契約だけでは固定網におけるフレッツADSLなどに相当するレイヤ2.5のサービスを契約しただけなので、別途ISPにあたるサービスが必要。こちらも事実上は一択で、同じくDoCoMoが運営するMopera Uを使う。メールなどの付加サービスなしの
一番シンプルなコースで月額315円(税込)となる。
私はしばらくの間imodeのメールアドレスを維持したかったので、これに加えて従来からのimode利用料金とimode.netというimodeのメールをインターネット経由でやりとり出来るサービスを追加した。合わせて525円(税込)
諸々合わせると結構な額になる。imode端末の定額をフルに使っている人よりも少し上回る程度か

バッテリのもち

国産携帯に比べると驚くほどもたない。連続稼動時間が短かいことはメーカも認識があるようで、初期状態から替えのバッテリが付属するぐらい。
満充電から一晩放置しておくと、朝には70%強という日もあるぐらい。ただし、これはバックグラウンドでポーリングするアプリケーションが多数動いている環境なので、一般的な使い方ではもうちょっとマシになるだろう。
私の使い方では主要な出先にUSBから充電できるケーブルを完備して、座るたびに充電するようにすることで通常の運用には支障ないようになった。バッテリーの寿命がやや不安だが、2個のバッテリーがヘタり切る前には次の機種に乗り換えているだろう。
帰省のときは長時間の移動となったのだが、面白がってGPSを使ったりしているうちに残り容量が危なくなっていたので最後の1、2時間は使わないようにしてなんとかもった。モリモリ使うと4時間はたないと思ったほうがいいかもしれない。

使いごこち

そこそこ快適なのだが、やはり所々UIでひっかかりを感じる。
直接の比較対象はiPod touchの初代なのだが、完成度の点では2歩ぐらい譲る印象。iPhoneユーザには「0.8 iPhoneぐらい」と言うようにしている。
iPhoneの比べてサードパーティアプリへの縛りが小さいのが売りだと思うので、よほどコア機能以外は置き換えられて改善されていくペースは案外早いのではないか。実際に日本語入力などはフリック対応のものへ入れ替えることでかなり快適になった。
ソフトウェアの完成度もさることながら、ハードウェアの能力が十分ではないことに起因するひっかかりも有るようで、利用アプリケーションを増やしていくことでホーム画面に戻るレスポンスが目に見えて遅くなってしまった。iPhoneAndroidMacとPCに近い関係だと思っていて、同じ値段でよりリッチなハードウェアが買えるPCと固定されたハードウェアをターゲットにすることで完成度の高い環境を作るMacと同じと考える。今後はハードウェアスペックで押し切るようなリッチな端末が続々と出るようなので、この部分での不満は早晩解消されそうだ。

アプリ

iPhoneが10万種で、Androidは2万種と言われている。iPhoneの方が5倍便利なアプリがあるかと言ったらそんなことは無いわけで、ある一定数以上あれば8割の需要は満たせて、それ以上は個人の使い方を上手くマッチするアプリがあるかになってくるのだと思う。個人の要望に合うアプリがあるかは趣味嗜好に依るので、市場にある本数とは相関が薄いのではないだろうか。
いくつかのアプリケーションを試した限りだと、Appleの審査がある分クオリティの最低ラインはiPhoneの方が上であるように感じた。