Appleのタブレット端末は自己完結型の端末になるか

と、タイトルですべてを言ってしまった感
iPodは何が画期的だったかと言うと、当時とりあえずMP3を鳴らせるデバイスを作っておけば売れるよねという時代に、PC側での使い易い管理ソフトと連携させることで画期的な使い勝手を実現したことだと思う。iPod以前にも、MP3プレーヤーをつかっていたが一度iTunesにすべての楽曲管理を任せてしまうとその後他の再生環境に移る気を失わせるに十分な快適環境を提供してくれた。
その流れを汲むiPhoneiPod touchだが、楽曲管理やデータのバックアップなどの点で相変わらずiTunesは他の追従を許さないほど便利なのだけど、PCの端末としての位置づけがやや足かせになってきているのではないかと感じる。自分専用のPCすら持っていないユーザー層への浸透も本格的に始まったので、そろそろ単体で機能するようにしなければならないのではないか。
Androidは単体でファームウェアの更新も含めて単体で機能するようにできているし、そもそも同期ソフトを標準では用意していない。そもそもAndroidがデータの同期先として想定しているのはGoogleのサーバーファームなのだ。AmazonKindleも同様で彼らのサーバーファーム上にユーザが本棚を間借りして、そこと手元のKindleを同期させるイメージだ。
各社それぞれ得意分野があり、携帯端末と連携させるのはその得意分野との間で行っているように見える。
と、ここでようやく本題のアップルのタブレット端末。ここまで煽っておいて何も出ないはずはないので、おそらく出るのだろう。
今までの流れで行くとiTunesと連携する電子書籍とかが読めるiPhone OSの新しいバージョンを搭載した端末というのが一番順当なところ。しかし、そろそろ単体でも十分に機能するほどの表示面積を持つデバイスになってきたことだし、PCとの連携を変えてくるのが個人的に注目するポイント