SIMロックフリー端末をドコモ網で使う幾つかの方法

パケ・ホーダイ ダブルの外部機器扱いで使う

月額10,395円
報道発表資料 : パソコンなどの外部機器を接続した通信における「パケ・ホーダイ ダブル」の上限額を値下げ | お知らせ | NTTドコモ
携帯電話にPCなどの外部機器を繋いでテザリングをしたときと同じ課金コースを使う方法。通信に対する縛りはなさそうだが、月々基本料金以外のパケット代だけで1万円を超えてしまう。これでも先の引き下げで3000円ほど下げられたのだが、やはり高い…
通信の総量によって規制することはあるようだが、用途による縛りはとくに明言されていない。
別途ISP料金が必要。
一番お金が潤沢な人のためのプラン

パケ・ホーダイ ダブルの128kbps APNを使う

月額5,985円
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/measured_rate/for_phone/128k/index.html
携帯のヘビーユーザならだれでも入っているであろうパケ・ホーダイ ダブルには通常のパケット料金の枠内で128kbps(上りは64kbps)の速度制限はつくものの、端末の制限がないアクセス方式がある。それが「128K 通信」
正直遅い。W-CDMAなのにかつてのN-ISDN並の速度なので、画像の転送すらも厳しい。動画は全くダメと思った方がいいだろう。twitterなどのテキストベースのアプリならばなんとか使えなくもない。
音声回線も諦められないがかかる金額をこれ以上増やせない人のためのプラン

定額制データ通信

月額5,985円
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/flat_rate/
携帯WiFi APの発売に合わせて割引きキャンペーンが展開されている料金プラン。9月末までの申し込みに限って、定額部分の料金が1年限定ながら月額4,410円となる割引きが提示されている。
報道発表資料 : 「定額データプラン」の新規お申込み料金割引キャンペーンを実施 | お知らせ | NTTドコモ
先日IMEIによる接続機器の限定が解除されたことが観測されたため、任意のSIMロックフリーの端末でも通信可能になったとされる。
iPadが本当にSIMロックフリーだったら恐らくこのプランで対応するつもりだったのだろう、安くはなったがSBの対応プランに比べるとまだ高い。
総量規制以外に、TCP/UDPのポートによってフィルタがある事が明言されている。HTTPはもちろんVPNなども通るようだが、特殊なアプリを使う場合は十分に検討する必要がありそう。
音声通話不要で帯域もたっぷり使いたい方向けのプラン

b-mobileのSIMを買う

ドコモのMVNOを提供しているb-mobileプリペイドSIMを購入する方法。通信速度が300kbps超に制限されるが、月額費用としてはかなりお安い。但し、音声通話は不可能。
b-mobile SIM U300 | SIMフリー時代のsimpleなデータ通信、誕生。

期間 販売価格 月額換算
1年 29,800円 約2483円
半年 14,900円 約2483円
一ヶ月 2,980円 2980円

上記の通り、縛りの期間をかなり自由に決められプリペイドというシンプルさが良い。
音声通話が不要で、帯域について少し我慢できる方向けのプラン

WILLCOM CORE 3Gを使う

月額5,985円
【公式】Y!mobile(ワイモバイル)- 格安SIM・スマホはワイモバイルで
ISPはPRIN(月額945円)しか選択できないようだ。基本料金が0円なので、ISP料金を含めてもそれなりに安い。
フルスピードのデータ通信に特化した使い方に最適

まとめ

パケホ外部機器通信 パケホ128K 定額データ b-mobile WILLCOM 3G
月額費用 10,395円+基本料+ISP 5,985円+基本料+ISP 5,980+基本料+ISP 2483円 5,985円+985円
速度 7.2Mbps 128kbps 7.2Mbps 300kbps 7.2Mbps
音声通話 不可 不可 不可

表には記載しなかったが、ドコモとWILLCOMは基本的に2年縛りがあっての価格。MVNOだけあって、音声通話を捨てられてプリペイドという払い方が受け入れられるなら、b-mobileが魅力的。あとは音声通話を必要とするか料金の天井をどこまで許容するかによって選択は必然的に絞られてくる。
ちなみに私は出先でWiFiのAPが使えるという前提で、128Kコースを当面利用することにした。