UQ WiMAXのいいところ、悪いところ
- (実効速度が)速い
- 安価
- 契約による縛り期間が短かい
- 料金プランがシンプル
定額、2段階定額、1日プランと普通に想像できるプランが一通り揃っている。明日から1年縛りが開始されるので、徐々に複雑になっていくのは危惧している。
- 回線遅延が短い、あるいは一定している
私の環境では90ms前後で比較的安定していた。その昔WILLCOMでは酷くRTTが遅い回線だったので、それに比べると快適だった。
- 一つの契約で複数のデバイスを利用できるオプションがある
あまり話題になっていないが、地味にいいなと思うサービス。月200円で追加デバイスを接続させてくれるもの。ただし、同時には接続できない。普段はモバイルAPを持ち歩いていて、ときどきPCに内蔵のWiMAXを使うときなんかに便利そう。WiMAX搭載のスマートフォンが出てきたときには小さい追加負担で持てると期待。
以下は悪いところ
- 建物の内部への電波の浸透が悪い
2.5GHzという高い周波数を使う問題と建物にリピータやアンテナ施設が無いことによるのだろうが。窓際に行かないと入らないという印象
- 高速移動時にハンドオーバーに失敗する
規格上は120km/hまではハンドオーバー可能なはずだが、在来線を走行中もハンドオーバーに失敗することがあった。アンテナの設置密度などによるのかもしれない。WiMAX2ではハンドオーバー性能もかなり向上するとのことなので、そちらに期待
- 無線区間の断によるレイヤ3の再接続が発生する
emobileなどでは無線区間がトンネルなどで電波が受信できない状況になっても、レイヤ3での接続は切断されず電波が回復次第再接続し、TCPのコネクションが生きていることが結構あるが、WiMAXでは即切断される。これは原理上しかたがないのかもしれない。
あとは解消した悪いところなど。
モバイルAPの電池がもたないことが不満だったが、新型はかなり持つようになったとのこと。
次に期待するのはバッファローが作ったポータブルWiFiのように街中に展開している公衆無線LANサービスとのゲートウェイも兼ねるモデル。地下ではWiMAXの電波が全く入らず、地下鉄の駅などで展開している無線LANサービスに頼らざるを得ないのでモバイルAPがその間をスムーズに橋渡ししてくれると嬉しい。