主力ノートPCのHDD換装

最近ちょっと容量がきつくなってきたので、大容量のものへ換装。といっても標準搭載の80Gから120Gなのでたったの、+40G。HDDも一時に比べて高密度化が鈍化してきたな。小型携帯機セグメントはフラッシュに置き換えられる日も近いか。
今使っているノートPCはThinkPad T43。こいつはちょっとHDDに癖があって、チップセット側はSATA対応だが搭載するHDDは同じ系列のモデルからの流れもあってPATA。そのためマザーボード上ににあるSATA<->PATAの変換チップを介しての接続となる。この変換処理が特殊なようでパフォーマンスを稼ぐため、起動時にHDDのファームウェアを書き換えるような処理を行うのだ。このような処理は当然HDDのモデルに依存することになるため、搭載されるはずがない会社のHDDに換装するとPOST時にエラーとなる。幸い、エラー表示となってもキーボードを叩けば先に進めはするのだけど気持ち悪いことには違いない。
今回の換装では当初搭載されていた富士通製MHT2080AHから同じく富士通製のMHV2120AHに替えることにした。このモデルは事前の調査で問題が無いという報告があることは確認済み。
データの移行にはUSBと2.5インチのHDDを接続するためのケーブルとUSBブートのLinuxを使った。パーティション情報を元のディスクで採って、移行先に単純に流しこむ。MBRNTFSパーティションはddで新旧のディスク間でコピー。パーティションのサイズを変えなかったので、非常に単純な移行手順。
物理的にはこれまた単純。毎度のことながらThinkPadのディスクはネジ1本で外れるので、さくっと抜いてブラケットを移植して完了。
何かトラブるかと心配していたのは杞憂だったようで、すんなりWindowsがブートしてくれた。流石にハイバネーションからの復帰は直後にブルースクリーンに落ちたが、これはディスクがいきなり変わったためだろう。一度リブートしたら、後はディスクを換装したとは思えないぐらい元と同じ環境で起動した。
パーティションサイズを変えないままの大きなディスクへの移行だったので、当然後の方に空きが出来た。この領域はLinuxネイティブ形式でmkfsして仮想環境から直接使わせるつもり。